ブルズ復興へのエール(Standard岩手)
横浜アリーナで行われた、華やかなBリーグファイナルが終わった翌日。
同じ会場で入替戦岩手ビッグブルズ(B2)ー八王子トレインズ(B3)の入替戦が行われました。
震災の翌年、シーズン途中から携わるチャンスを頂いた岩手。
八王子には滋賀でお世話になったバスケの大先輩、石橋HC。
複雑な気持ちでしたが、素晴らしい準備とクラブ一丸の戦いを見せてくれた
八王子が見事昇格を果たしました。
その入れ替え戦の前後。
沢山の関係者から連絡を頂きました。
岩手に関わった事のあるコーチングスタッフや
チームスタッフとも話すチャンスがありました。
みんなが「何かできないか」と「どうすればいいのか」という内容の話でした。
岩手が誇る、地域密着型スポーツマガジン「Standard岩手」。
今では全国6地域にローカル版Standardを輩出し地域のスポーツの熱を伝えています。
当時からお世話になっていた編集部へ入替戦をうけ、
歴代コーチ陣が何か出来ないかという気持ちを持っているという意をお伝えしました。
早速みんなの主旨をくんで下さった編集部の粋な計らいで
臨時増刊号で歴代コーチ対談を実現してくださりました。
それぞれのクラブで責任ある立場のコーチが
まとめて集まる事は本当に難しい事だったと思いますが、
オフの忙しいスケジュールをなんとか調整し集まってくださいました。
対談では素晴らしいコメントや懐かしいエピソードなど、
それぞれのコーチが、岩手を離れた今も当時の事を糧に
取り組んでいらっしゃる事が分かりました。
ブースターにとっては懐かしい話のみならず、
コーチ陣のパーソナリティーを知ることが出来る貴重なインタビューとなりました。
上記写真のリンクで購入できるようなので、
心のこもった岩手へのエールを良かったら読んでみてください。
本企画に協力いただいたすべての関係者に感謝いたします。
有志のみなさんありがとうございました。
井口基史
PS:
当時心ない方々から選手・スタッフにお金を使い過ぎとか、
急な補強がクラブ財政を苦しくしたとか、
いわれのない事を言われたことがありました。
恥ずかしい話ですが、当時移籍に伴い今までの条件を上回る
提示をして迎えることができた選手・スタッフは一人もいませんでした。
全員が復興のため自分が力になればという心意気で来てくれた。
当時の選手・スタッフの名誉のためにもふれておきたいと思います。
もっというとその心意気が関係者のみんなに伝わり、こたえてくださり
パートナー企業は30社(1年目)から350社へ。
ブースター会員は300人(1年目)から1400人へ。
金額の大小はありますが、選手・スタッフだけでなく関係者みんなの情熱が
岩手全体に伝わりつつあったと、今でも思っています。
ブースターのみんなも心の中で思っていると思います。
「こんなところで負げねよ。岩手は。」
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