B2・B3入替戦「八王子‐越谷」

華やかなファイナルが終わった翌日。

横浜アリーナではもう一つの決戦、B2・B3入替戦が行われました。

八王子・石橋HCとは富山と滋賀で同じスタッフとして学ぶチャンスを頂き、

越谷・青野HCとは青野HCが京都在籍中に何度もお世話になった尊敬するお二人です。

そのお二人が入替戦という舞台で戦う事になったカードを担当するチャンスをもらい、

正直、両HC/選手達/ブースターの事を思うと、複雑な気持ちで横浜アリーナに入りました。


八王子は今シーズン序盤からコントロールできない事に苦しみ、なんとかシーズンエンドまでたどり着いたと思いますが、あの試合をなんとか戦う事ができたのも、きっとチームを鼓舞し続けるブースターの声があったからだと思います。


富山の試合帰りの北陸新幹線で金沢ー八王子の試合を終えた、トレインズと同じ新幹線だったことがあり、試合を終えた直後の石橋HCが疲れた目をこすりながら、車内で一生懸命に映像でスカウティングされいて、声をかけると「なんとかしたいし、なんとかするぜ!」とおっしゃっていたのを覚えています。

越谷の坂本選手は富山のご出身で、一度グラウジーズのホームに来ていた際に言葉を交わすチャンスがありました。

今シーズンで引退する事を発表し、引退とシーズンエンドに向けて戦っていると聞き、

社業と競技を続ける事の難しさとそれを言い訳にしないチームの良さを語ってくれ、

まさに入替戦の終盤にキャプテン自らその姿勢を示し放送席で一人で鳥肌でした。


非常に難しい入替戦終了後直後に行われた、

青野HCの勝利HCインタビュー。

まず、シーズンを苦しんで戦った八王子を労い、ブースターへ向けた応援するかのようなメッセージを送ってくれました。

もちろん自チームで戦った選手達、ブースター、ホーム越谷のコミュニティーを最高の褒め言葉で祝福し、入替戦の歴史に残るようなインタビューで、きっと会場のブースターだけでなく、放送をご覧になった方の心にグッと残る言葉でした。


ファイナルはもちろん凄いゲームで、素晴らしかったのは間違いありませんが、翌日の横浜アリーナにもバスケの素晴らしいシーンがありました。

越谷は来季B2で旋風を巻き起こしてくれるはずですし、八王子は「リメンバー2年前の横浜アリーナ」。再び這い上がってきて欲しいです。


写真は両チームの公式からもらいました。ゴメンナサイ。

井口 基史

■出身:鹿児島 ■出身校:鹿児島南校→愛知学泉大→Cal state Bakersfield→Bakersfield college ■プロ: 富山→滋賀→岩手→大阪 ■資格: 元FIBA国際公認代理人 ■出演: バスケットlive・Rakuten NBA・DAZN・B.WEEK・B MY HERO

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