より良い観戦?より良い運営?
天皇杯の解説を担当させて頂くために、
担当する予定のチーム、直近節のレギュラーシーズンをチェックして気になった事を、
みなさんと共有できればと思います。
おかげさまで沢山の関係者がこのブログを観て下さっているようでして、
一緒にリーグを盛り上げる仲間と捉えて頂ければ幸いです!!
また、気になったシーンはアリーナで観ていない事、
映像と音声で分かる範囲なので厳密でない事、
批判などではなく、よりファン・ブースター・選手・レフリーに良いゲーム環境が
生れればと考えたことですので、ご理解いただければと思います。
[気になったシーン]
■日時:2019年1月5日(日)
■カード:キングス(HOME)69 ー 83 ブレックス(AWAY)
■対象のプレイ:第4Q 4:51
■ビデオ判定:
アンスポーツマンライクファールをコールしたプレイに対し、
アップグレード/ダウングレードの判断をビデオ判定で確認していると思われるシーンです。
[ちょっと心配だなあと思われる点]
①レフリーが全員、ビデオ判定モニターに集まっている:
おそらくですが、限られたアングルの映像で判断しないといけないため、
よりベターな判定を求めクルー全員の意見を聞く為に、
あえて集まる判断だったと思います。
◇ボールはデッドで、両チームはベンチに戻してあるので
適切なんだろうと思いますが、コート上にレフリーが居ない時間に予測できない
事象が起きた時の素早い対処、一人もレフリーが両チームを視界に入れていない
時間が生れる事が長引く可能性があるのではと気になりました。
・誤作動でゲームクロックやショットクロックが動いてしまう可能性。
(事後にビデオ判定で確認出来る)
・ベンチでの違反行為の可能性。
・挑発、暴言、乱闘が起きる可能性。
②ビデオ判定後にオフィシャルタイムアウトへ進み、
合計してクォーターブレイクを超えるゲーム中断時間:
直前の判定を終え、次の処置へ進むのでもちろん正しい順序だと思います。
また正しい判定を判断するために必要な時間だったと思います。
たまたまビデオ判定とオフィシャルタイムアウトのタイミングが重なっただけ。
この試合はビデオ判定が多かったからより目立ってしまっただけ。などなど踏まえて
・ビデオ判定を行う旨をアリーナMCがアナウンスしてから判定の決定まで約1分45秒。
・その後オフィシャルタイムアウト90秒。
・合計=約3分25秒
クォーターブレイクが2分ですので、クォーターブレイクを超えるゲーム中断が起きた。
③ビデオ判定ができるモニターの位置を変えてはどうか
・コート上からレフリーがいなくなる事が無くなる。
・テーブルオフィシャル、アリーナMC、音響、映像など
ゲーム運営に必要な方々が全員レフリーの動きを視野に入れながらオペレーションでき、
必要な判定時間が長引いた場合、観客をフォローできる。
・時間短縮
◇ビデオ判定機材へ衝突防止が必要か/操作するオペレーターの位置の問題?
◇モニターが選手、観客に見える、テレビに映る/見られていけないものではない
◇TOTOが始まると要求度が高くなり、ビデオ判定回数が増える可能性があり時短が必要?
◇ゲームを中断する事を遠慮し、躊躇があっては元も子もない
ビデオ判定については下記の記事を参照下さい。
[NBAとBリーグはそもそも違うルール]
違うルールなので比べる事は良くないのかもしれませんが、
今シーズンからNBAの解説も担当させて頂き、
Bリーグとの違いを目の当たりにする機会がグッと増えました。
下記の写真のようなコート上でビデオ判定をする事がNGな事がまだ思いつきません。
チャレンジ制が無いので、そもそも考え方が違うのか?
判定が決まるまでもエンターテイメント。
ここまで全部書いてからFIBAのインスタントリプレイシステムについての
ルールブックを読んだら、
「ビデオ判定映像オペレーター用の場所をスコアラーズテーブルに用意するように」
と記載がありました。
モニターの位置についてのルール記載は確認できませんでした。
という事はテーブルオフィシャルと同じテーブルに席を設けて、
モニターをコート上に向けてビデオ判定を行う事に問題はなさそうです。
◇NBAではどちらかのベンチに寄った位置にモニターあれば当然文句言いたくなるので
あえてのセンターに配置した?コート上を把握するためにはセンターにある必要がある?
誰も喜ばないような内容のブログをスゥイッシュしてすみません!
もっと他に気付く事、改善しないといけない事は他にあるだろうと、
ディフェンシブ3セカンズをコールされそうですが、
天皇杯の準備をしているつもりが、バスケにもTOTOくじの導入検討が本格化の
ニュースを見聞きし、バスケットボールコメンテーター的ブログを
スリーポイントラインのだいぶ遠くから放ってみました!
2020年バスケ界にとって大切なイヤーです。みんなでバスケ界をファイヤーしましょう!
自分も日本のバスケに貢献出来る事に一生懸命ハッスルバックします!!
本年も何卒宜しくお願い致します。
0コメント