「東北の雄」仙台89ers

Bリーグがスタートした年に、
スポナビで数多くのゲームの解説をさせて頂く機会を頂きました。


東北震災の翌年、bjリーグから派遣され岩手ビッグブルズでGMを

やらせて頂いた年から仙台、秋田、青森のチーム関係者に協力をお願いして、
「東北会議」というパートナー営業やチケットセールス、ゲームオペレーションなどの

クラブ運営の勉強会を先輩クラブである仙台の中村社長や秋田の水野社長、

時にはクラブスタッフの担当者の方にも毎月持ち回りでお願いしていました。


当時は「東北カップ」がありその定例会議に合わせていただいた

勉強会は自分だけでなく、岩手のクラブスタッフにとっても

財産になるような貴重な機会でした。今でも感謝しています。


仙台というクラブはその歴史の中で

成功した事、失敗した事のすべてを後輩クラブに開示してくださり、

いっしょに東北やバスケを盛り上げようという熱い心意気の姿勢をもつ

本当にリスペクトされるべきクラブです。


すべての東北クラブがお世話になり、

目指すべき姿を体現してくれていた「東北の雄、仙台89ers」が

B2へ降格となるゲームの解説をさせて頂き、

当時のお世話になった仙台チームの関係者、テーブルオフィシャルクルー、

ダンスチーム、スポンサー企業に尊敬すべき存在のボランティアクルー。

皆さんの事が急に思い出され、不覚にも放送中に涙がこぼれました。


試合はすでに終了していたので、放送をご覧になった方はほとんどいないと思うのですが

後日、youtubeに上がっているよと関係者の方が教えて頂きました。

どなたかが編集して下さり、あげてくださったようです。ありがとうございます。


恥ずかしい気持ちもありますが、

きっと私以外のたくさんの東北バスケットボール関係者や
同じ思いをもってくださるブースターの気持ちを

代弁できたのではないかと今では感じています。


簡単な事では無いですが、また「東北の雄」が

きっとB1の舞台で日本のバスケを盛り上げてくれる日が来るはずです。
今期のB2での仙台にも目が離せません。


"Respect" 「東北の雄」井口基史



※当時の岩手の苦しい状況はまたいつかふれたいと思います。

井口 基史

■出身:鹿児島 ■出身校:鹿児島南校→愛知学泉大→Cal state Bakersfield→Bakersfield college ■プロ: 富山→滋賀→岩手→大阪 ■資格: 元FIBA国際公認代理人 ■出演: バスケットlive・Rakuten NBA・DAZN・B.WEEK・B MY HERO

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